ライン(釣り糸)には種類があって、どれを選べばいいか迷うときがありますよね?
今回は主流になっている、
「PE ライン」「フロロカーボン ライン」「ナイロン ライン」の特徴を紹介します。
この釣りの場合、この種類の「ライン」がおすすめ!という紹介もしますので、ご参考にどうぞ!
「PE ライン」「フロロカーボン ライン」「ナイロン ライン」の比較
「PE ライン」「フロロカーボン ライン」「ナイロン ライン」の比較表がこちら!
PE | フロロカーボン | ナイロン | |
---|---|---|---|
引っ張り強度 | 強い | 普通 | 普通 |
耐摩耗性 | 弱い | 強い | 普通 |
伸び | 少ない | 普通 | 伸びやすい |
しなやかさ | 普通 | 硬い | 柔らかい |
価格 | 高い | 普通 | 安い |
浮き沈み | 浮きやすい | 沈みやすい | ゆっくり沈む |
「PE ライン」の特徴
「PE ライン」のメリット
メリット
- 引っ張る強度が強い
- 細く軽いため、キャスト時に飛距離がでる
- 引っ張ったときの伸びが少ないため、感度が良い
なんといっても引っ張る強度が強く、3種類の中では1番強いです!
「フロロカーボンライン」の太さ1号の強度は「おおよそ4lb」に対し、
「PEライン」の太さ1号の強度は「おおよそ20lb」もあります!
(※製品によって強度は異なります。)
また細く軽さがあるため、ルアーをキャストしたとき飛距離が出てよく飛びます。
(飛距離が出ることで遠くまで探れるようになり、魚が釣れる可能性が上がります。)
「PE ライン」のデメリット
デメリット
- すれると切れやすい
- PEラインとラインを結ぶ「リーダー」が必要
- 価格が高い
引っ張る強度は強いですが、こすれると切れやすいです。
釣りをしているとき、岩などに強くすれてしまうと切れてしまう場合があります。
そのため「リーダー」といわれる、「PEライン」の先に「フロロカーボンライン」や「ナイロンライン」を結ぶことで対策をすることができます。
そして金銭面になりますが、3種類の中では最も価格が高いです…。
「フロロカーボン ライン」の特徴
「フロロカーボン ライン」のメリット
メリット
- 耐摩耗性がある(こすれに強い)
- 吸水による劣化が少ない
- 比重が高いため、水に沈みやすい
「PEライン」とは逆に、こすれに強い特徴があります!
石や木などの障害物があるところでは「フロロカーボン ライン」を使うことで、糸切れを対策することができます。
(※もちろんかなり強くこすれると、切れてしまいます)
そして「ナイロン ライン」は吸水による劣化があるのに対し、
「フロロカーボン ライン」は吸水による劣化が少ないため、
強度を長く保つことができます。
また比重が水よりも「フロロカーボン カーボン」の方が大きいため、水に沈む特性があります。
その特性を活かして、軽いルアー(ワームなど)を沈める釣りとの相性が良いです。
「フロロカーボン ライン」のデメリット
デメリット
- ハリが強い
デメリットはハリが強い(しなやかさが無い)ことです。
太さの号数が大きくなるほど、よりハリが強くなっていきます。
そのため、スピニングリールに「フロロカーボン ライン」の2号を巻き使っていると、
ラインがドバッと出るトラブルが起こりやすくなります。
自分は釣りを始めたばかりの頃、よくなっていました…
対策として、スピニングリールに「フロロカーボン ライン」を巻く場合は1号以内にしたり、
太い「フロロカーボン ライン」を巻く場合はベイトリールにするといいです。
「ナイロン ライン」の特徴
「ナイロン ライン」のメリット
メリット
- 「しなやかさ」がある(柔らかい)
- 価格が安い
「ナイロン ライン」は「フロロカーボン ライン」のようにハリが強くなく、しなやかなためライントラブルが少ないのがあげられます。
そのため初心者でも扱いやすく、「サビキ釣り」などで初めて釣りをするときもおすすめ!
そして価格が安いのも特徴です。
「ナイロン ライン」のデメリット
デメリット
- 吸水性があるため劣化しやすい
- 伸びやすい(伸長性が高い)
「ナイロン ライン」は吸水性が高いので、水を吸って劣化しやすいです。
2,3回の使用ですぐダメになるということは少ないですが、
触るとザラザラしていたり、傷が見られるようになったら交換した方が良さそうです。
また、紫外線による劣化もしやすい特性を持ちます。
伸長性が高いため、他のラインと比べると感度が低くなってしまいます。
ただし、「伸長性が高い」という特徴はメリットにもなる場面もあります。
魚が掛かったとき水面から跳ねたり暴れたりした際、「ナイロン ライン」の伸びがクッションのような役割となって、バラしにくくなります。
釣りに適した「ライン」例
ライトショアジギング
スピニングリールを使い、40g前後のジグを使用する場合は、このラインがおすすめ。
- メインライン 「PE ライン」1号
- リーダーライン 「フロロカーボン ライン」6号(24lb)
岩場など障害物が多い場所では、「PE ライン」1.5号にするといいです。
バスフィッシング
スピニングリールを使って軽いワームを使う場合はこちら。
- 「フロロカーボン」1号(4lb)
バスフィッシングはいろんなルアーを使ったり、ベイトリールを使用したりするので、状況に合わせて「ライン」を選びましょう。
サビキ釣り
初めての釣りでサビキ釣りをするならこちらがおすすめ。
- 「ナイロン ライン」3号
「ナイロン ライン」はしなやかさを持つため扱いやすいです。
「PE ライン」「フロロカーボン ライン」「ナイロン ライン」まとめ
3種類の「ライン」を紹介しました!
それぞれに特徴があり、特性を活かした「ライン」を選べば、釣りが快適になります!
「ナイロン」は劣化しやすいからだめ!というわけではなく、
状況に合わせて使えば、より発揮されると思います。
自分の釣りに合わせて選んだ「ライン」を使ってみましょう
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